子どもに吃音の症状が出始めてしまった・・・
なぜ我が子が?まさか自分の子どもが?
私の関わり方が原因?怒りすぎてしまったから?などなど
悩んでいる方はいらっしゃいますか?
そのストレスや寂しい思いをしているから発症してしまったのかも…と当時は考えていました。
この記事は、現在5歳の吃音の娘を育てている私が実体験を含め、
吃音の原因について考察していきます。
✔︎吃音の原因を知りたい
✔︎子どもの吃音に対し自分を責めている方
✔︎インターネットの情報の何が本当なのか?わからなくなってしまった方
最後までお付き合いください!
吃音はいつ始まる?
急に始まるというデータが4割
データによると急に始まるというのが4割、少しずつ始まるというデータは6割とのことです。
・前日に起きたイベント
・怒ったこと
・子どもを預けたこと
・甘えさせてあげなかったこと
このようなことを関連付けて考えてしまうことが多いですが、実際に急に始まることが多い、
そしてこのことが原因とは言えないということを知ることが、罪悪感を減らす助けとなるかもしれません。
2歳から5歳の間に始まることが一般的
下の子が生まれて愛情不足だからという記述もインターネットには多いです。
でもこれは間違い!
寂しい思いをしているのかな、私も産後余裕がなくイライラしがちだったのでそれが影響しているのかな、と私も当時本当に悩みました。
2〜3歳は弟や妹ができるのが多い年齢です。
でも!一人っ子政策をしていた中国では、「吃音になる子どもが減った」という報告はないそうです。
つまり、妹や弟が生まれることと、吃音が始まることは関係ないのです。
一人っ子でも吃音のある子どもはいます。
下の子が悪いわけでも、親が悪いわけでもない、と自分を責めずにいて欲しいです。
愛情不足が原因?
吃音が自分の原因かもと悩んでこのブログを見てくれている方ならば特に!断言します!
親の愛情不足が原因ではないです!
インターネットにある古い情報に振り回されないで!
周りの人たちやインターネットの情報は、無責任にいろんなことを言います。
・親の育て方のせい
・いつも親が怒っているからこうなったんだ
・母親が働いていて甘えられないからじゃない
・子どものストレスを減らすようにしたら?
・厳しいしつけが原因だ
こんなこと言われたら母親の孤独は増すばかりですね。
インターネットの古い情報や祖父母の時の常識には振り回せれないようにしましょう。
吃音の誤解の歴史
1930年代は左利き矯正説
左利きを右利きに矯正することで発症するとされていた
→後に関係ないことが証明されている
1940年代は診断起因説
親が子どもの未熟な話し方を吃音と決めつけ意識させた
→後に関係ないことが証明されている
1950年代から近年までは親が原因説
親の接し方が悪い、意識させないことが重要
愛情不足が原因、充分に愛情を与えれば治る
2023年現在は親は悪くない!とされている
吃音になりやすい素質を持っている子が急激な言語発達の途中で偶然始まってしまう
✔︎文化、宗教、生活様式は関係ない
✔︎吃音のある子は脳の言語機能が良すぎるとされることも
頭の回転が早すぎて口がついてこなかったのではという専門家もいる
こう歴史を見てみるとなんとも不確かなことで世の中は動いてきているのだなと感じます。
おまけ Chat GPTに吃音の原因を聞いてみた
Chat GPTの解答
・生理的原因
脳や神経系の異常
言語や音声の制御を担当する領域に障害がある場合、吃音が発生する可能がある
・心理的要因
ストレスや不安が吃音の発症や悪化に影響を与える
・遺伝的な要素
特定の遺伝子が吃音の発症リスクを高める
・環境要因
社会的な要因や教育環境が吃音の発生や悪化に影響を及ぼす
とのことでした。
古い情報もあったり、なんとも言えない突き刺さる解答でした。
まとめ
・吃音は2〜5歳の間に始まる
・愛情不足が原因ではない
・親が原因でもない
・吃音になりやすい素質を持っている子が急激な言語発達の途中で偶然始まってしまう
・古い情報に振り回されず、親が悩みすぎないようにすることが大事
何を信じるか、なんの情報を取り入れていくか、
そこからどう向き合っていくかは自分次第!
ポジティブに頑張っていきたいですね。私も頑張ります!